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リアルな視点で"海外援助活動"を視よう!

 アフリカの干ばつに悩む村に、日本人ボランティアが派遣される。現地人と一緒に汗だくになって井戸を掘り、水が出たら何の報酬も受け取らず帰っていく...なんてさわやかな青年海外協力隊の理想像。
 ここでは、そんな理想ではなく、生々しい話を書いてます。

  1. "ボランティア"って無償?
  2.  協力隊に参加してみて感じたところでは、無償ではない海外援助活動を"ボランティア"と呼ぶことを嫌う人が結構いる。
     ボランティアという言葉自体に"見返りなしで働く人"、という観念がなんとなくあるようで。
     
     "過酷な生活環境に飛び込み、その国の発展の為に寄与する。"と聞けば、ちょっと崇高な活動という感じがする。
     崇高という言葉が大げさであれば、「大変なことをよくやるなぁ」と"感心"される、と考えてもらえばいいのだが、ここで"しかし、その分、当人には特別な手当てが支払われる"となると、感じ方も人それぞれであろう。

    <ケース1>
      団体から現地への事前連絡は行ってもらうが、費用は全て自己負担。危機管理も基本的に全て自己責任。
    <ケース2>
      往復のエアーチケット代、現地の活動にかかる費用は団体負担だが、生活費は自己負担。
    <ケース3>
      派遣前に、現地の語学の訓練、病気へのワクチン投与が実施され、派遣後の住居も安全に配慮がなされたもの。トラブルが起こった場合の連絡網も整備されている。これらの費用は団体負担で、現地赴任後もその国の平均月収程度の生活費は支給される。また、退職して参加している者には別途、国内積立金というものが積み立てられ、任期満了後に受け取れる。
     <ケース4>
      ケース3に加え、家族の同伴が認められている。住居は、さらなる安全が配慮され、基本的にガードマン付き。

     さて、どう感じるだろう?
     同じような目的で同じ場所で活動していても、所属する団体によって待遇面で差は出る。
     上のケース1、2は実際に聞いたことのあるNGO団体。
     3が青年海外協力隊で4がシニアボランティアで、いずれも外務省の外郭団体である国際協力機構(JICA)の活動である(自分が派遣されていた時点での処遇)。
     協力隊参加者の中では「本当に"ボランティア"をしたいなら、JICAは選ばない」という意見も聞いた。この場合の"ボランティア"という言葉も冒頭に書いた"見返り無しで働く人"、という意味である。ケース1、2タイプか。
     世間一般の認識としても、"ボランティア=無償"だと思うし、そういった無報酬のボランティアの活動家から「しょせん、協力隊は"甘い"」と言われても、まぁ、仕方ないのである。

  3. 青年海外協力隊の活動は誰のため?
  4.  さて、そういった他のボランティアと比べて厚遇なJICAの"ボランティア"は誰のためだろうか。
     被援助国への無償援助なんだから、その被援助国のためのハズ?
     それはもちろん、ある。でも、実はそれだけではなく、"日本の国益の為"。
    考えてみれば当然の話で、活動資金は日本国民の税金なんだから、国益にならない事に資金が遣われたら、納税者としては逆に腹が立つでしょ?
     つまり、無償援助活動とは言いつつも、金銭とは別の形で被援助国に見返りを期待している。

     環境団体やボランティアの団体といった"非営利団体"というのは営利目的の活動はしないわけだから、完全に参加者の出資のみで運営されている小さな団体は除き、ある程度大きな組織になると、実際には"スポンサー"がいる。
     スポンサーというのは、本業で稼いだお金を活動資金に拠出してくれている存在であり、研究所やシンクタンクのような非営利団体では、その研究や調査の成果を直接売買することはしないが、その研究や調査結果を必要(有益)と考える人や企業が資金を拠出する。
     当然、資金の拠出というものは義務では無いので、活動内容に賛同できない場合は出資を止めることもでき、その場合、団体は活動規模を縮小するか別のスポンサーを探す必要が出てくる。
     理想は「あくまで、私達は信念を曲げず、賛同してくれる人達だけで活動していきます!」と言いたくても、不景気の昨今にわざわざ費用を捻出してくれるスポンサーの意向は無視できない。
     サラリーマンやってる自分からすると、「オレ達が苦労して捻出してる金なんだから、ちゃんとオレ達の意向にそった活動に遣えよ!”と思う。
     当然、スポンサーの意向は無視できず、それに沿った活動を行うことになる。というか、それを責務とすべき。

     ボランティア活動は人道的なもので、利益が出るものではないから云々...と言っても、実際の活動にはお金がかかるのだ。
     誰だって、楽して簡単にお金を稼いでる訳ではなく、そのお金を出資してもらうからには、その人の意向に沿う活動をすべきである。
     JICAの場合は、政府のODA予算、つまり税金でスポンサーは日本国民なのだから、日本の国益にかなう活動をすべきであって、現在のJICAの活動目的は正当でしょう。
     具体的には、世界の中での日本の地位の向上、国連の常任理事国入りへの支援、再処理核燃料の輸送ルート確保への協力、国際感覚を身に着けた日本人の育成、等等。中米地域へ派遣された自分の知る範囲の目的でもこれだけあって、他の地域では更にもっと別の目的もあるだろう。
     こういう観点からして、あくまで人道的な理由だけで支援を行っているボランティア団体とは違う。
     もし、こういう政府の姿勢に同意せず、あくまで人道的理由で援助活動をしたい人は、そういう活動方針のNGOに参加するなり、寄付をするなり、方法はいくらでもある。

     ちなみに、自分が国際協力活動にJICAを選んだのは、たまたま会社近くで行われていた募集説明会で、現在の会社に籍を残したまま参加できる、という条件があったから。その当時はこの方面に白雉で、別の組織(NGO)で海外ボランティアに行く、という方法も知らなかったのだが、結果的には自分の考え方にはNGOよりJICAの方が合っていた。
    自分としては、協力隊への参加を"ボランティア活動"とは思っておらず、2年間の公務員(実際は外郭団体だが)への出向、つまり短期契約社員のようなものであったと、今でも認識している。
     よって、シンプルに自分の派遣内容を読んで「これらの要請内容を確実に履行する。それに対してのJICAの支援体制は云々…」という、自分個人とJICAのビジネス契約を履行した形。
     自分個人としては、私財を遣ってバックアップも期待できない状態で海外ボランティア活動をしたい、と思っていたわけでもないので、こちらとJICAお互いからの要求を確認した上で、ビジネスライクにそれぞれが契約に合意する形で海外援助活動ができて良かったと思う。
     これは人それぞれの考え方の違いがあるだろう。バックアップも期待できない分だけ、現地で自由に可能性のあるかぎり活動してみたい、という熱意の人もいるだろうし。
     自分と同じく"他に海外ボランティアに行ける手段を知らないから、まずは知名度の高い協力隊を選んだ"という隊員もいるので一概には言えないが、少なくとも他のNGOと比較した上で協力隊に参加している面々や、派遣前の訓練でそれを知ってからも辞退せずに赴任した隊員は、"協力隊は甘い"し、"日本政府の意向を反映した活動である"ということを認識している訳である。


  5. ”援助”と”金儲け”は別けなきゃいけない?
  6.  海外援助活動とは、人道的な理由だけのものではないことは既に述べたが、これは何も協力隊に限ったことではない。
     これは、立派に”援助ビジネス”なのである。
     「困ってる人をネタに金儲けかっ!?」と怒る人もいるだろうが、実際にそうなのだから仕方がない。
     協力隊員の中でも、よく「(協力隊を足がかりに、)将来は国際協力の分野で活動したい」という意見を聞いたが、それだって別に無償ボランティアで活動したいわけではなく、そういう活動をしている組織の一員になり、働きたいという意味で、つまりは給料をもらうのである。
     困っている人がいるからこそ、その仕事そのものは存在するし、そして、働くことができ給料をもらうことになる。
     ただし、もちろんそれだけではなく、もし、その仕事が実行されなければ、その原因たる不幸そのものが一向に無くなっていかない。
     政府のODA予算から成される活動には、多くの会社や組織がその予算から仕事を請け、履行し収益を上げられるから社員が給料をもらえる。そして同時に、それによって、被援助国に社会インフラが整備され、暮らしが便利になる。
     プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、利益を一切求めずに活動する人間だけでそれを成し遂げるのは不可能となる。
     収益(給料)の無い活動を延々と続けて生活していける程、世間が甘くないのは周知のとおりで、よほどの資産家でもない限り、そうそう長く無償の活動ばかりは続けられない。
     現実問題、援助活動といっても金が動かないと続けられないのだ。
     しかし、援助活動は尊いもので、利益の追求は世俗的なものとして、この二つを切り離して考えたがる人がいる。
     実際に国際協力の組織に属して給料をもらっているようなヒトでも、そう考えたがる人がいる。
     だが現実は、これらは切り離せないし、切り離す必要もないはず。
     確かに困っている人がいなければ、あなたの仕事は存在せず、給料も存在しない。しかし、給料がもらえることで、あなたはその仕事を続けることができ、困っている人を助ける仕事が続けられるのだ。
     ODA予算を決める人、外務省の外郭団体、コンサル会社、機器を輸出する会社...、関連している団体・企業は、これで仕事があり、給料がもらえているのだ。
     これは開き直りではなく、現実の認知。
     ”そういう考え方って、寂しいよね”とか、あくまで"援助と金儲けは切り離して!"という人には、無償ボランティアや募金といった道もあるのだから、わざわざ協力隊を選ぶ必要もないとは思います。  国際援助活動をしたいと考えている人は、それぞれ考え方にあった団体に所属するなり、自分で活動を決めた方が良いかと。
     以上、普通に資本主義経済で生きていれば、誰でも解っている事とは思うが、どぅもこの業界って、”自分達の仕事は、金銭とは別の世界〜”という考え方をしてキレイ事で済まそうとしているヒトが少なからずいるように感じられたので、一応、書いてみました。


  7. 援助される側の期待もやっぱり...
  8. "現地側が派遣されてくるボランティアに期待すること"...援助する側にも思惑があるが、される側にももちろん希望はある。
     実際に自分が感じた順位としては、
     まず、現地のマネージャクラスの期待。
    1.協力隊員がJICA本部に要請する資金・物資の援助
    2.労働力(マンパワー)
    3.先進国の技術

     協力隊というと、多くの人が3.の「先進国の技術」をその国に伝授する"技術移転"をイメージすると思うが、実際は単なる2.のマンパワーとして要請されることの方が多く、熱意に燃えて派遣されてみたものの落胆する人もいる。
     2.のマンパワーというのは、結局は金銭(またか、と思うでしょうが)。なんせ、無料で働いてくれる労働力が手に入るのだから。

     実は要請しておいて、マンパワーとしてのボランティアの能力すら当てにしていないケースもある。
     まぁ、実際にジャマイカで、ボランティアの技能が現地の人よりも低かった、言葉が話せない、職場に馴染めない、等の例を自分も間近で見たので、受け入れ側にばかり文句も言えないが。
     所属するボランティア団体の質にもよるのだろうが、一般の青年海外協力隊のレベルでは、"先進国の技術"を期待されることは少ないと感じた。但し、あくまで"期待"の話であって、実際に貢献できるかどうか、はまた別の話。
     では、技術も期待できず、マンパワーも期待薄なボランティアであってもなぜ要請するかというと、1.のボランティアの所属団体からの資金・物資援助への期待からのようである。
     派遣されてすぐ「前任の人は、〜を買ってくれたけど、キミは何を買ってくれるの?」とか、「日本製の〜を買ってくれ」とか言われる。そこまでダイレクトでなくても、前任者の購入した機器をわざとらしいくらいに説明されたり、「前任者は、すばらしかった」と強調されたり、手段はいろいろ。
     協力隊の場合、こういった支援は「支援経費」という制度があり、現状での必要性や、自力で購入することの難しさ等を申請して、許可されれば支給される。
     誰だって、お金は欲しい。自分の管轄する職場に最新の設備を導入したい。
     ボランティアを受入れる事によって、それが、降ってくる可能性があるのが解れば、誰だって要請したい。しかも、もしかしたら、マンパワーとしても使えるかもしれないのだ。これは申請しない手はない。

     支援経費を遣う隊員側の理由としては、
    将来にわたってその職場で、その機器が必要で、故障しても簡単に修理して使い続けられるだろう、という場合。
    ・自分の活動を充実させるためには設備の充実も必要、と思うとき。
    ・自分の世話になった配属先の人達に恩返しのつもり。
    ・自分がロクな活動ができないため、配属先から"結局、アイツは何しに日本から来たんだ?"というプレッシャーから、いいとこを見せようとするケース。
    ・日本と比較してしまい、"この子達はこんな道具すらなくてかわいそう"と思ってしまう。  等等。
     本来なら、最初の二つ(自分としては、二つ目は個人の工夫で何とかすべきとも思うが)以外は許容されるべきではない。
     後半3つは客観性の乏しい感情的な理由である。
     そんな理由が許されるなら、途上国にある全ての学校や公共機関に支援経費を遣わないと不公平だ。
     実際、他にもっと支援を必要といている場所があるのでは? と思うようなところに支援経費が使われていたりする。
     自分の派遣された大学もその一例だった。
     自分はそこでは3代目であったのだが、初代の隊員はパソコン用のプロジェクターを支援経費で購入した。ところが、大学はその後、同じプロジェクターを4台、自費で購入している。そして、故障のため作者の派遣された時には、使用可能なのは2台のみとなっていた。
     元々自費で購入可能なものを支援経費で購入する必要があったのか? しかも、壊れても修理もできないものを。
     更に自分の時には、もっと(支援の)グレードを上げてマイクロバスを買ってくれとか、いろいろ言われたが、客観的にみて全く支援の必要性を感じなかったし、プレッシャーを感じなければならない程活動ができていなかった訳でもないので支援経費は全く遣わなかった。
     ちなみに、授業で必要になった図書については、配属先の学校に申請して、その学校の経費で用意してもらった。

     ところで、実際に配属先で一緒に働く同僚レベルにはマネージャクラスとは別の期待が一番にある。
    それは、ズバリ、結婚相手。
     やはり、途上国で日本人は人気。例えば、ジャマイカでは日本人女性に現地の男性はかなり熱心。
     日本人の彼女が出来た時点で、その彼氏の家族はすでに彼女の経済力を当てにするケースもあって、結婚前でもお金の普請をされた人や、日本で車を買ってジャマイカまで海上輸送してあげた女性までいるらしい。
     そんな感じなので、庶民レベルでは日本人の容姿は重要ではないらしい。ただし、途上国でも裕福層の人達にとっては相手の経済力などよりも、一般的な日本人と同じく性格や能力、容姿といったものを重視している感じ。
     ちなみに、中米のホンデュラスでは日本人の男性が大モテらしい。


  9. 海外ボランティアに一番必要なのは、熱意!...か?
  10.  さて、では実際に協力隊に参加するにあたって必要だと思ったもの。
     JICAの募集のポスターには、熱意と書いてありました。
     では、本当にそれが一番重要かというと、かなり疑問。
     やっぱり、一番重要なのは、言葉と、環境適応能力と思った。
     「言葉は現地に行けば、話せるようになる」とよく言われるが、それは日常生活にどうしても必要な超基本的な単語やフレーズのみ。
     協力隊の場合、派遣前に訓練所で語学の訓練がほぼ毎日5時間、3ヶ月行われるが、外国語が苦手な人にはそれだけでかなりストレスになっていた。
     スポーツ関係や機械の整備など、技能がメインの仕事は実際の技や図面を見せることで簡単な言葉で済む場合もあるが、基本的に仕事が問題なく行えるレベルになるにはちゃんと勉強しないと無理。また、言葉が話せないと、日常生活を送る際に現地人にカモにされたりして、危険な場合もある。
     異常なほど現地に溶け込んで、ものすごく英語が上達した隊員も知っているが、はっきり言って、そんな人は超レアなケース。現地人の彼氏を作っても、レベルの上がらない人は上がってなかった。
     "現地に行けばなんとかなる"は嘘。もともとその国の言葉がある程度話せるか、地道に勉強して成果が出せる人でないと、"現地に行ったってなんともならない"。訓練所で下地をしっかり勉強していかないと、現地で苦労する。
     言葉ができず現地に溶け込めないと、結局、休みのたびに隊員同士で集まるようになってしまったりする。なんの為に来たんだか。
     周囲からも評価される充実した活動をしたいなら、言葉は重要。

     もう一つ重要なのは、環境適応能力。
     外国って、油ベタベタの料理が多いので、それが連日食べ続けられない、なお且つ、自炊が面倒な人はかなり難しい。
     ちなみに自分の場合、赴任後しばらくして冷蔵庫が故障して自炊が難しい状況となり、大学の学食で毎日油ベタベタの肉料理(昼と夜の献立はほぼ同じ)を毎日食べ続けた。また、油ベタベタに加え、ヤギの内臓のカレーとか生臭い料理もあり、そういうのも苦手な人は要注意。
     と言っても、ジャマイカに派遣された自分なんぞは、まだ全〜然マシな方で、アフリカの僻地に派遣されると、乾季とかホントに食べるものが市場から無くなるのだそう。

     それから、田舎に赴任するケースでは虫が嫌いな人は結構たいへんのようで、24時間、液体虫除けを部屋で焚き続けてた。 
     また、なんでJICAも協力隊に参加させたかなぁ、と疑問に思ったのが、犬が苦手という人。
     像とか、馬とか、国によっては日常生活で滅多にお目にかからない動物ならいざ知らず、野良犬なんぞ、途上国にはうようよ居る。家も広いから番犬を飼っている家も多い。で、その隊員の場合、住む家を探すのに"犬がいない家"という条件をつけてしまい、事務所の人も大迷惑。

    ※)ちなみに、派遣される国については面接の際に希望が言えるので、そのときに「像は苦手です」とか申告すれば一応考慮してもらえる筈。


  11. ぶっちゃけ、青年海外協力隊で得たもの、失ったもの
  12. まずは得たもの。

    語学力
     帰国後の初TOEICは、派遣前から200点も上がった。
    家事
    派遣前も一人暮らしだったので、ある程度やってはいたものの、本格的にやってみると結構楽しいということに目覚めた。洗濯も毎日手洗いだったし。
    協力隊参加前の部屋の散らかり様と、今の部屋の片付き様はえらい差がある...
    いろんな職業の知識
    協力隊には、様々な経歴・職業の人が集まるので、彼らとの交流は、その業界の内情などが聞け、今後の自分の人生の方向性を決める上で参考になった。
    免疫抗体
    3ヶ月の訓練期間中、毎週火曜日は注射の日だった。A型・B型肝炎、狂犬病、黄熱病、日本脳炎(アジア地域のみ)等のワクチン。血管に針を刺す献血とは違って、肩の筋肉に刺すので、毎回、かなり痛い。


    次、失ったもの。

    食事に小石やら、硬い骨やら入っているので、歯が欠けた。おまけに、歯が欠けた部分がよく磨けてなかったらしく、生まれて初めて虫歯になった。
    会社の評価
    基本的に、協力隊への参加を(社会的な体面はともかく)"本当に"評価する日本企業は少ないでしょう。特に大きな企業ほど。
    体形
    たいがいの隊員は、帰国後、久々の日本食を食べ過ぎて太ります。だって、うまいんだもん、日本食。


 イメージと実態が違うというのはよくある事ですが、どうでしょうか。
 個人的には、あまり高貴な理想をかがけるヒトは協力隊に参加しても、JICAの方針に文句言いまくりになると思うので、自分のように現実の社会の仕組みを認識した上で、”期間限定海外派遣公務員”として、要請を履行するのが無理がないかと。


では、実際に現地に赴任する準備について


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